空きビルをシェアオフィスに 「東京通勤圏」静岡・三島を活性化

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まちなかオフィス事業の出発点となった「まちなかオフィスⅠ」。加和太建設と設計事務所の社員がフリーアドレスで仕事をする=静岡県三島市本町で2022年11月2日午前11時39分、石川宏撮影
まちなかオフィス事業の出発点となった「まちなかオフィスⅠ」。加和太建設と設計事務所の社員がフリーアドレスで仕事をする=静岡県三島市本町で2022年11月2日午前11時39分、石川宏撮影

 静岡県三島市の中心市街地の空き不動産をリノベーションし「まちなかオフィス」として再生させる事業に、加和太建設(三島市文教町、河田亮一社長)が取り組んでいる。市街地に人を呼び込み、街を活性化させるのが狙い。既に複数の物件を改装。この11月には雑居ビルを改装したシェアオフィス「Work:well三島」(同市芝本町)を新たに開業した。

 JR三島駅は新幹線こだまで品川まで45分。東京に通勤できる移住先として人気だ。街中に仕事場が増えれば、さらに街はにぎわうはず、と同社は考える。同社まちなか事業室の勝岡裕貴主任は「『まちなかオフィス』は、不動産を通じて三島の街を元気にするというビジョンの実現のため、街の中で働く人を増やすために手がけている」と説明する。事業の対象範囲は、北は三島駅、南は旧東海道、東は三嶋大社、西は伊豆箱根鉄道三島広…

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