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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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イチからわかる核兵器 普通の爆弾とどう違うの?

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原爆投下で大きな被害を受けた広島。産業奨励館は原爆ドームとして残され、原爆の恐怖を全世界に訴えかけている
原爆投下で大きな被害を受けた広島。産業奨励館は原爆ドームとして残され、原爆の恐怖を全世界に訴えかけている

 ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル発射を発端に、核兵器を巡る世界情勢は危うくなる一方です。今、核兵器が使われたら何が起きるのでしょうか。そもそも、なぜそこまで恐ろしい兵器なのでしょうか。わかりやすく解説します。

核兵器の仕組みは

 Q 核兵器って、普通の爆弾とどう違うの。

 A 普通の爆弾は容器の中に爆薬が入っていて、発火装置で爆発させます。太平洋戦争の時、国内の空襲で使われた焼夷(しょうい)弾は、容器に焼夷剤という油が入っていて、地上に落ちると油が燃え上がる仕組みでした。核兵器がこれらの爆弾と違うのは、容器の中に燃料としてウランやプルトニウムという物質が入っている点です。

 Q ウランやプルトニウムだと何が違うの。

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【広島・長崎原爆】

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