「重心の矢印見える」ドリブラー三笘薫の原点 サッカー日本代表
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そのドリブルに触れたある人は「相手の逆を突く天才」と言い、またある人は「まるで歩いているように抜いていく」と表現する。
瞬く間に相手をかわして決定機をもたらす。サッカー日本代表が誇るドリブラー三笘薫(25)=ブライトン=は、代表デビューから11試合で驚異の5得点とまばゆい光を放つ。
ワールドカップ(W杯)カタール大会では日本の切り札として、23日のドイツ戦では途中出場からゴールに絡んだ。どのようにして武器に磨きをかけたのか。その原点を探るべく関係者を訪ねた。
「幼稚園の頃から一緒にサッカーをして遊んでいたのは、とにかく普通の土の公園でした。遊びとはいえ、そこは私たちにとって真剣勝負の場となりました」
三笘の幼なじみで、サッカー女子日本代表の三浦成美(25)=日テレ・東京ヴェルディベレーザ=はそう懐かしむ。
3学年上の兄同士の仲が良く、自宅近くの川崎市宮前区の公園でサッカーをいつも楽しんでいた。三笘と三浦は兄らに交じって一緒にボールを追った。
「負けたくない」
ボールを保持すると、いかに奪われないか。その一心だった。
3学年違えば大人と子ども。三浦は「ハイレベルな環境に身を置いて、私たちは常に本気でした」と笑う。
しかし、同世代が相手となれば話は違う。三浦によると、三笘は幼稚園の頃のサッカー大会で一人で相手チーム全員を抜き去ってゴールを決めることも珍しくなかった。
幼少期からドリブルは三笘の強みであった。さらに体の成長とともに磨きがかかった。
中学時代の恩師、川崎フロンターレU15監督だった森一哉さん(48)=南葛SC監督=は「当時のプレースタイルは今…
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