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「重心の矢印見える」ドリブラー三笘薫の原点 サッカー日本代表

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ワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のベトナム戦でドリブルで攻め上がる三笘薫=埼玉スタジアムで2022年3月29日、宮武祐希撮影
ワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のベトナム戦でドリブルで攻め上がる三笘薫=埼玉スタジアムで2022年3月29日、宮武祐希撮影

 そのドリブルに触れたある人は「相手の逆を突く天才」と言い、またある人は「まるで歩いているように抜いていく」と表現する。

 瞬く間に相手をかわして決定機をもたらす。サッカー日本代表が誇るドリブラー三笘薫(25)=ブライトン=は、代表デビューから11試合で驚異の5得点とまばゆい光を放つ。

 ワールドカップ(W杯)カタール大会では日本の切り札として、23日のドイツ戦では途中出場からゴールに絡んだ。どのようにして武器に磨きをかけたのか。その原点を探るべく関係者を訪ねた。

 「幼稚園の頃から一緒にサッカーをして遊んでいたのは、とにかく普通の土の公園でした。遊びとはいえ、そこは私たちにとって真剣勝負の場となりました」

 三笘の幼なじみで、サッカー女子日本代表の三浦成美(25)=日テレ・東京ヴェルディベレーザ=はそう懐かしむ。

 3学年上の兄同士の仲が良く、自宅近くの川崎市宮前区の公園でサッカーをいつも楽しんでいた。三笘と三浦は兄らに交じって一緒にボールを追った。

 「負けたくない」

 ボールを保持すると、いかに奪われないか。その一心だった。

 3学年違えば大人と子ども。三浦は「ハイレベルな環境に身を置いて、私たちは常に本気でした」と笑う。

 しかし、同世代が相手となれば話は違う。三浦によると、三笘は幼稚園の頃のサッカー大会で一人で相手チーム全員を抜き去ってゴールを決めることも珍しくなかった。

 幼少期からドリブルは三笘の強みであった。さらに体の成長とともに磨きがかかった。

 中学時代の恩師、川崎フロンターレU15監督だった森一哉さん(48)=南葛SC監督=は「当時のプレースタイルは今…

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