新たな革命伝説づくり? 金正恩氏の娘、ICBM発射現場で披露

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ミサイルの前を歩く北朝鮮の金正恩総書記(手前右)。手をつないでいる少女が娘=朝鮮中央通信が2022年11月19日に配信・ロイター
ミサイルの前を歩く北朝鮮の金正恩総書記(手前右)。手をつないでいる少女が娘=朝鮮中央通信が2022年11月19日に配信・ロイター

 4代目は女帝か? 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は19日、前日に実施した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射を現地で指導した金正恩(キム・ジョンウン)総書記が娘を同行させていたと写真付きで伝えた。正恩氏の娘がメディアで公開されたのは初めて。核・ミサイル開発の重要シーンに登場させたことは金王朝の「白頭の血統」を継ぐ「革命伝説」づくりとみられ、彼女が後継者となる可能性がある。日韓の情報関係者はその意図などを分析している。

 少女は10歳くらい。白いダウンジャケット、黒いパンツ、髪はポニーテール。足元はぴかぴかの赤い靴を履いている。ふっくらした顔は正恩氏にも李雪主(リ・ソルジュ)夫人にも似ている。労働新聞に掲載された複数の写真は、正恩氏が娘と手をつなぎながらミサイル発射の準備段階を見守る様子から、父娘2人で打ち上げられるミサイルをじっと眺める後ろ姿までをとらえている。娘のデビューを印象づける演出をしているのだろう。記事は正恩氏が<共和国核武力強化で重大な里程標となる歴史的な重要戦略武器実験発射場に、愛する子女さまと(李雪主)女史とともにおいでになった>と、夫人よりも先に娘を紹介している点が注目される。

 正恩氏ファミリーは厚いベールに包まれている。これまでの情報を総合すれば、正恩氏は2009年に結婚、翌年夏ごろ第1子(息子とみ…

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