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私が思う日本

東京に駐在する外国メディアの特派員らが見た日本の姿を伝えます。

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「オーバーツーリズム」の懸念は? 観光客急増に直面する日本の課題

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水際対策が緩和され、海外から到着する外国人ら。到着ロビーでは自治体関係者らが出迎えた=関西国際空港で2022年10月11日午前10時19分、中川祐一撮影
水際対策が緩和され、海外から到着する外国人ら。到着ロビーでは自治体関係者らが出迎えた=関西国際空港で2022年10月11日午前10時19分、中川祐一撮影

 東京に駐在する外国メディア特派員らの目に、私たちの社会はどう映っているのだろうか。韓国、フランス、英国、バングラデシュ、シンガポールの個性豊かな記者たちがつづるコラム「私が思う日本」。第64回の執筆者は聯合早報(シンガポール)の符祝慧・東京特派員。新型コロナウイルスの水際対策が緩和され、円安というチャンスを迎えた日本での、インバウンド(訪日外国人客)を巡る今後の観光業のあり方について論じた。

 1983年に私が日本へ留学した際、父は生活費と授業料を米ドルで振り込んでくれた。当時はドル高で、1ドルは240円だった。その後、米国の貿易赤字の拡大で、ドル高是正のため日本を含む主要5カ国(G5)が協調介入した「プラザ合意」(85年)があり、ドルの価値は1ドルあたり百数十円にまで急落した。

 この出来事で、為替レートの変動がいかに自分の生活に影響するかに気づいた。ドルを銀行で受け取り、円に換算する度に…

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