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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。4年に1度の世界最高峰の戦いの様子をお伝えします

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もう一人の日本代表 初の女性主審・山下良美さん カタールW杯

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女性主審として初めてJ1のピッチに立ち、選手にイエローカードを出す山下良美さん(中央)=国立競技場で2022年9月18日、宮武祐希撮影
女性主審として初めてJ1のピッチに立ち、選手にイエローカードを出す山下良美さん(中央)=国立競技場で2022年9月18日、宮武祐希撮影

 20日開幕のサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会は、男子のW杯で初めて女性審判員6人が参加する。このうち主審の一人が日本の山下良美さん(36)だ。「小心者で挑戦が得意ではない」との自己分析と対照的に、周囲の評価は「恐ろしいほど冷静」で、準備は万全。最高峰の舞台を心待ちにしている。

 「女性初という責任を負える立場にいることをうれしく思う。それをプレッシャーにするより、モチベーションにして高めたい」

 10月に取材に応じた山下さんはリラックスした表情を浮かべ、はっきりと口にした。5月に選出されるまでは「W杯は雲の上のような大会」。選ばれて不安も抱いたが、一つ一つ課題をクリアし、今は「怖さも不安もない」という。

 東京都出身の山下さんは兄の影響で4歳の頃にサッカーを始めた。高校はバスケットボール部員だったが、東京学芸大で女子サッカー部に入ったことで審判への道が開けた。

 部員は当時、初心者を含めて15人ほどで、全員に最も下の4級審判員の資格を取らせた。遠藤雅己監督(64)によると、山下さんはDFの要で「口数が少なく物静か」だった。しかし、4年生の時に主将を任せると、失点すれば「まだやれるよ」「頑張ろう」と手をたたいて仲間を鼓舞していた。「主将の役目をしっかり果たそうとしていた…

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