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東京電力福島第1原発3号機では、使用済み核燃料プールからの燃料取り出しは完了しているが、制御棒などの放射線量が高い機器が残っている。東電は災害で水が抜けると機器が露出し周辺線量が上がるリスクがあるため、11月下旬にも取り出し作業を始める。2025年度の完了を目指し、機器は敷地内の廃棄物保管設備で保管する。
原子炉建屋の最上階にあるプールには今も水が入っており、制御棒31本、燃料集合体のカバー14本、中性子検出器10個などが残っている。原子炉内で使っていたこれらの機器は、中性子を浴びて放射線を出すようになっている。21年の調査では制御棒周辺の線量は毎時約80ミリシーベルト~1・5シーベルトで、実際の表面線量はさらに高くなる。
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