田中希実、実業団駅伝デビューへ 「苦手」と思われても今は違う
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女子1500メートル日本記録保持者で豊田自動織機の新人・田中希実選手(23)が、満を持して実業団駅伝にデビューする。個人の活動で力を伸ばしてきた中距離のエースは、チームの一員として駅伝に取り組む覚悟を決めたのだ。
ケニアでつかんだ感覚
宮城県で27日に開催される「クイーンズ駅伝in宮城 第42回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」に出場する田中選手。同志社大時代は陸上部に入らず、実業団ランナーだった父の指導を受けながら、豊田自動織機が運営するクラブチームに在籍した。全国都道府県対抗女子駅伝への出場は続けたが、単独チームの一員として臨むレースは兵庫・西脇工での全国高校駅伝(2015~17年)以来だ。
21年の東京オリンピック1500メートルで日本選手初の入賞(8位)。22年7月の世界選手権(米オレゴン州)では800メートル、1500メートル、5000メートルと異例の3種目に出場した。日本勢の新境地を開くランナーの実業団駅伝デビューだ。その意気込みを聞くと、意外な言葉が返ってきた。
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