森とのつながり感じて 木工作家、河口湖に「椅子の学び舎」 ミュージアム構想、国産広葉樹「次世代に」

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 山梨県富士河口湖町で、世界的な木工作家の吉野崇裕(たかひろ)さん(63)が森と人の関わりの文化に触れるミュージアム開設を目指している。7月には世界の椅子をコレクションした美術館「椅子の学び舎(や)」を先行オープンさせた。すべての施設の供用を開始する来春のグランドオープンを前に、そこには「森は、人間が何世代もの長い営みをかけて築いてきたもの。その時間軸の長さを、訪れた人に実際に感じてもらえる場所になれたら」と期待している。

 7月中旬、富士山麓(さんろく)の河口湖畔に広がる森の小道を歩いて行くと、古民家が姿を現した。同月開館したばかりの「椅子の学び舎」だ。日本やデンマーク、イタリア、米国、インドなど世界中の椅子が所狭しと展示されている。室内の和と椅子の洋が混ざり合い、独特の雰囲気を醸し出している。吉野さんは展示された椅子に触れながら「ここには世界中の椅子があります」と語り、「人が触れるのに最も優しい素材が木。椅子の工…

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