「かなだい」の描くラテン トップ社交ダンサー藤井創太が読み解く
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

フィギュアスケートのアイスダンスは、リズムダンス(RD)とフリーダンスの2種類で構成される。RDの今季のテーマは「ラテン」だ。「かなだい」こと村元哉中選手、高橋大輔選手組(関大KFSC)の情熱的なRDが、ファンの間で注目を集めている。
アイスダンスは「氷上の社交ダンス」と呼ばれるが、ラテンを専門とする社交ダンサーの目に2人の演技はどのように映るのだろう。三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権のラテン部門で5回の優勝を誇るトップダンサー、藤井創太さん(23)=ソーシャルヘッジホッグ=に聞いてみた。
知らない人でも楽しめる
18、19日に札幌市で開かれたグランプリ(GP)シリーズ第5戦、NHK杯で、かなだいは6位だった。RDは5位発進で、2人ともに自身の滑りに納得の表情を浮かべた。
かなだいのRDは、1980年代に人気を博したキューバ出身の歌手グロリア・エステファンらの名曲を中心に構成される。今季のRD初披露前、選曲に携わった村元選手はプログラムに込めた思いをこう語っていた。
「ただクラシックなラテンというよりは、見たことのないラテンのプログラムを作りたいなというところから始まった。選曲も結構時間がかかって難しかったけれど、本当にユニークなプログラムに仕上がったと思う」
伝統的なラテンダンスをリスペクトしつつ、新たなスタイルを取り入れる。藤井さんも、かなだいが今季のRDで重視した点を魅力に感じている。
「サンバのような曲から、表現で魅了する幻想的な曲になり、最後にまたサンバのような曲という構成で見飽きない。クラシックな部分も残しているが、現代的でキャッチーな方が見やすいし、サンバの曲調だとラテンを知らない人でも楽しめる」と選曲の効果を語る。
プログラムは、序盤と終盤はアップテンポで「ノリノリ」な曲ながら、中盤はしっとりとした静かな曲調で構成されている。藤井さんが活躍する社交ダンス界でも、現代的な音楽と古典的なスタイルを融合させるケースがあるという。
「一般の方から見ると…
この記事は有料記事です。
残り1413文字(全文2258文字)
時系列で見る
-
3位の河辺愛菜「表彰台に乗れてうれしい」 フィンランド大会
73日前 -
4位の紀平梨花「思い通りのジャンプ」 フィギュア・フィンランド大会
73日前 -
佐藤駿が3位発進「自分を出し切るだけ」 GPフィンランド大会
74日前 -
壷井達也が5位発進「ミスがすごく悔しい」 フィンランド大会
74日前 -
本田ルーカス剛史10位発進「かみ締めながら滑った」 フィンランド大会
74日前 -
紀平梨花 片手側転「入れられてよかった」 フィンランド大会
74日前 -
2位の三原舞依「ファイナル自分も行きたい」 GPフィンランド大会
74日前 -
SP3位の河辺愛菜「まだ完璧じゃない」 GPフィンランド大会
74日前 -
連勝狙う三原舞依 ファイナル懸かる佐藤駿 GPフィンランド大会
75日前 -
「かなだい」の描くラテン トップ社交ダンサー藤井創太が読み解く
78日前 -
フィギュア宇野昌磨の“賭け” GPファイナルの舞台で目指すもの
79日前 -
宇野選手らエキシビションで観客を魅了 フィギュアNHK杯
80日前 -
りくりゅう、エキシビションで大トリ「楽しかった」 NHK杯
80日前 -
覚悟決めた友野一希 真駒内の夜、新たな誓い フィギュアNHK杯
80日前 -
友野一希は4位 「ツイッターの意見で吹っ切れた」 NHK杯
80日前 -
山本草太「4回転が楽しいジャンプに」 フィギュアNHK杯
80日前 -
宇野昌磨「練習してきたもの、まんま出た」 フィギュアNHK杯
80日前 -
かなだい「もっと練習、完璧なオペラ座の怪人を」 NHK杯
80日前 -
坂本花織「頭の中の悪魔と天使が戦って…」 フィギュアNHK杯
81日前