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「かなだい」の描くラテン トップ社交ダンサー藤井創太が読み解く

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アイスダンスRDで演技する村元哉中、高橋大輔組=真駒内セキスイハイムアイスアリーナで2022年11月18日、貝塚太一撮影
アイスダンスRDで演技する村元哉中、高橋大輔組=真駒内セキスイハイムアイスアリーナで2022年11月18日、貝塚太一撮影

 フィギュアスケートのアイスダンスは、リズムダンス(RD)とフリーダンスの2種類で構成される。RDの今季のテーマは「ラテン」だ。「かなだい」こと村元哉中選手、高橋大輔選手組(関大KFSC)の情熱的なRDが、ファンの間で注目を集めている。

 アイスダンスは「氷上の社交ダンス」と呼ばれるが、ラテンを専門とする社交ダンサーの目に2人の演技はどのように映るのだろう。三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権のラテン部門で5回の優勝を誇るトップダンサー、藤井創太さん(23)=ソーシャルヘッジホッグ=に聞いてみた。

知らない人でも楽しめる

 18、19日に札幌市で開かれたグランプリ(GP)シリーズ第5戦、NHK杯で、かなだいは6位だった。RDは5位発進で、2人ともに自身の滑りに納得の表情を浮かべた。

 かなだいのRDは、1980年代に人気を博したキューバ出身の歌手グロリア・エステファンらの名曲を中心に構成される。今季のRD初披露前、選曲に携わった村元選手はプログラムに込めた思いをこう語っていた。

 「ただクラシックなラテンというよりは、見たことのないラテンのプログラムを作りたいなというところから始まった。選曲も結構時間がかかって難しかったけれど、本当にユニークなプログラムに仕上がったと思う」

 伝統的なラテンダンスをリスペクトしつつ、新たなスタイルを取り入れる。藤井さんも、かなだいが今季のRDで重視した点を魅力に感じている。

 「サンバのような曲から、表現で魅了する幻想的な曲になり、最後にまたサンバのような曲という構成で見飽きない。クラシックな部分も残しているが、現代的でキャッチーな方が見やすいし、サンバの曲調だとラテンを知らない人でも楽しめる」と選曲の効果を語る。

 プログラムは、序盤と終盤はアップテンポで「ノリノリ」な曲ながら、中盤はしっとりとした静かな曲調で構成されている。藤井さんが活躍する社交ダンス界でも、現代的な音楽と古典的なスタイルを融合させるケースがあるという。

 「一般の方から見ると…

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