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愛犬家記者が探る「犬連れ旅」の快適度 宿泊大手も続々参入中

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旅行中、犬同伴可の公園に立ち寄る記者の愛犬「クロちゃん」=鹿児島県霧島市の「霧島神話の里公園」で2022年1月4日午後1時47分、久野洋撮影
旅行中、犬同伴可の公園に立ち寄る記者の愛犬「クロちゃん」=鹿児島県霧島市の「霧島神話の里公園」で2022年1月4日午後1時47分、久野洋撮影

 愛犬と泊まれる旅館やホテルが急増中だ。大手も本腰を入れ、犬連れの旅が簡単にできるようになってきた。中型の「甲斐犬」と一緒に旅を楽しんできた記者にとっても喜ばしい限りだが、宿泊業界は一体なぜ、愛犬家を優遇してくれるようになったのか。背景を探ると、宿泊業界の大きな変化が見えてきた。

星野リゾートにも「愛犬ルーム」

 日本有数の温泉街、大分・由布院。棚田が見渡せる高台に2022年8月に開業した星野リゾートの温泉旅館「界 由布院」は、庭に面した離れの一室を犬と泊まれる部屋にした。ドッグランも併設しており、リードにつなげば愛犬を食堂にも同伴できる。

 星野リゾートによると、由布院のような「愛犬ルーム」がある同社の宿は21年度末時点で9軒しかなかったが、今後は46軒まで増やす計画だ。「犬と一緒に泊まりたい」というニーズの高まりに応えたという。旅の様子をSNS(ネット交流サービス)で紹介する客も多く、広報担当者は「ペットと過ごすお客様が本当に楽しそうで」と顔をほころばせる。

 全国で旅館、ホテルを展開する「湯快リゾート」も21~22年、全室犬と泊まれる「わんわんリゾート」を石川県内に3カ所オープンした。都心でも「ヴィラフォンテーヌ」ブランドでホテルを展開する住友不動産が犬と泊まれる「inumo(イヌモ)」を22年2月、東京都港区に開業した。各地の中小の旅館やグランピング施設でも愛犬ルームが増えており、愛犬との宿泊はもはやブームと言ってもいいほどの状況だ。

「犬連れ旅」かつては課題多く

 記者も福岡勤務となった18年以降、甲斐犬のクロちゃん(13歳)を連れて九州で犬連れの旅を楽しんできた。しかし、受け入れてくれるのはペット専門の小規模な宿が多く、星野リゾートのような有名ホテルでの宿泊が可能になるとは考えもしなかった。

 ペット同伴のホテル情報サイトを運営する「ぐらんぱう」の藤野宇一郎社長も「犬をはじめとするペットは少し前まで、宿にとって『迷惑な存在』だった」と認める。

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