高浜原発にMOX燃料到着 仏加工元の不良品多発で1年遅れ
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フランス製のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を積んだ輸送船が22日、福井県高浜町の関西電力高浜原発に接岸した。同原発3号機でのプルサーマル発電に使用される予定。製造元の仏南東部・メロックス工場で不良品が多発した影響で、約1年遅れの到着となった。残りの発注分も製造の見通しが立っていない。
原料のプルトニウムは、関電の原発の使用済みウラン燃料をフランスの別の工場で分離して取り出している。関電は2017年、今回分を含むMOX燃料の集合体32体を発注。だが、メロックス工場ではプルトニウムがウランと均等に混ざらない不良品が続出。16体は21年11月に高浜原発に4号機用として到着したが、残り16体の製造が進まず納入…
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