日本で生きる中国残留邦人 3世代の心情描く 医療通訳者が小説

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初めて書き上げた小説を手にする著者の河内美穂さん=東京都国立市で2022年11月7日午後4時57分、飯田憲撮影
初めて書き上げた小説を手にする著者の河内美穂さん=東京都国立市で2022年11月7日午後4時57分、飯田憲撮影

 戦前・戦中に国策で旧満州(現中国東北部)へ渡り、終戦の混乱で現地に取り残された中国残留邦人と、その家族の心情を知ってもらおうと、中国語の医療通訳に取り組む女性が、日本に生きる3世代の帰国者を描いた小説「海を渡り、そしてまた海を渡った」を発刊した。中国残留邦人の歴史の風化が懸念される中、日本社会の中で見えにくい2世や3世の内面や生活ぶりが垣間見える一冊だ。【飯田憲】

 筆者は、広島市出身の河内(こうち)美穂さん。広島大大学院修了後、1980年代後半に中国・遼寧大学へ留学し、そこで20人近い残留邦人と出会い、交流を深めた。

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