「人と話すの苦手」 アメフトが変えた西南学院大・脇田大の人生
毎日新聞
2022/11/23 06:10(最終更新 11/23 06:10)
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自信がなく、内向的だった性格を変えてくれたのはアメリカンフットボールだった。決勝が「三菱電機杯 第77回毎日甲子園ボウル」となる全日本大学選手権の準決勝に進んだ西南学院大(福岡)のRB(ランニングバック)脇田大(3年)。自らの人生に彩りを添えてくれた競技が生活の全てになった。
「何をするにも自信がなかった」
20日にあった全日本大学選手権2回戦の金沢大(石川)戦。脇田はラン攻撃を仕掛けるチームの中心にいた。先制のTD(タッチダウン)を奪うと、逆転された後の第3クオーター7分2秒、強じんな体で相手ディフェンスを次々とはねのけ、20ヤードTDランで再びひっくり返した。ミスが多く、流れに乗れなかったチームに勢いをつけた。
チーム唯一のアメフト経験者として、グラウンド内外で絶大な存在感を示す。しかし、自身の中学時代について、こう語る。「勉強もできなくて、何をするにも自信がなかった。人と話すのも苦手で、学校も楽しくなかった」
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