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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。4年に1度の世界最高峰の戦いの様子をお伝えします

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アディショナルタイム、なぜこんなに長い? W杯カタール大会

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【イングランド-イラン】後半、アディショナルタイム10分を示す電光掲示板=カタール・ドーハのハリファ国際競技場で2022年11月21日、宮武祐希撮影
【イングランド-イラン】後半、アディショナルタイム10分を示す電光掲示板=カタール・ドーハのハリファ国際競技場で2022年11月21日、宮武祐希撮影

 「14分」「13分」――。試合でアナウンスされ、表示されるアディショナルタイム(追加時間)が驚くほど長い。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会では追加時間の長さが話題を呼んでいる。

 21日のイングランド―イラン戦では、試合開始早々にイランのGKベイランバンドが味方選手との交錯で倒れ、試合が一時中断。治療後に試合は再開したが、脳しんとうの疑いで再び試合が止まり、前半だけで14分の追加時間が示された。第2日までの4試合の追加時間(1試合平均)は15・5分で、うち3試合で後半の追加時間が10分を超えた。

 1試合平均の追加時間は2018年ロシア大会を契機に大幅に増えた。ロシア大会で、映像によって主審の判定を助けるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が初めてW杯で導入され、14年ブラジル大会の5分19秒からロシア大会の1次リーグでは6分15秒と1分近くも伸びた。ロシア大会中、国際サッカー連盟(FIFA)のコリーナ審判委員長は「VARだけによるものではないが、映像の確認などにも時間を要した」と語…

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