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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。4年に1度の世界最高峰の戦いの様子をお伝えします

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伊藤洋輝を飛躍させたラグビー流戦略的思考 サッカー日本代表

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伊藤洋輝(右)とパーソナルコーチの平林泰三さん=平林さん提供
伊藤洋輝(右)とパーソナルコーチの平林泰三さん=平林さん提供

 わずか5カ月前にサッカー日本代表にデビューし、ワールドカップ(W杯)カタール大会の切符をつかんだ選手がいる。ドイツ・シュツットガルトのDF伊藤洋輝(23)は、日本のJ1ではリーグ戦に3試合しか出られなかったが、J2とドイツで能力を開花させた。その躍進を他競技のレフェリーが支える、異色のタッグがある。

 6月の国際親善試合、パラグアイ戦に左サイドバックとして代表戦に初出場した伊藤は、持ち味の左足のロングパスから先制点の起点になった。186センチと上背があり、その後の試合ではセンターバックも任され、急速に存在感を高めている。

 浜松市出身で中学から磐田の育成組織に入った。トップチームに昇格した2018年はJ1出場が1試合で、19年は期限付き移籍先の名古屋で2試合の出場にとどまったが、磐田がJ2になった20年に定位置をつかむ。21年夏にドイツに渡り、さらに成長を遂げた。

 その伊藤のパーソナルコーチが、アジア出身者で初めて国際ラグビー機構(IRB、現ワールドラグビー)の公認レフェリーを務めた平林泰三さん(47)だ。

 サッカー経験もある平林さんは、地元の宮崎産業経営大在学時からラグビーのレフェリーとして活動を始め、試合の分析などをするテクニカルコーチも務めるようになった。15年のラグビーW杯イングランド大会前の日本代表合宿にはレフェリーとして同行。海外勢を分析して当時のエディー・ジョーンズヘッドコーチに伝えた。直後の大会の初戦で日本は強豪・南アフリカを破っている。

 国際大会で笛を吹いた経験など培ったノウハウを生かそうと、…

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