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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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11年半無人の渓谷で紅葉がピーク 響く瀬音、除染のめどなし

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無人の高瀬川渓谷で紅葉を見つめる桑原信一さん。「避難指示が解除されたらまた遊歩道を整備したい」と願うが、除染や避難指示解除のめどは立っていない=福島県浪江町で2022年11月17日午後4時55分、尾崎修二撮影
無人の高瀬川渓谷で紅葉を見つめる桑原信一さん。「避難指示が解除されたらまた遊歩道を整備したい」と願うが、除染や避難指示解除のめどは立っていない=福島県浪江町で2022年11月17日午後4時55分、尾崎修二撮影

 2011年の東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域になった福島県浪江町の高瀬川渓谷が紅葉のピークを迎えた。色鮮やかに輝く阿武隈高原の景勝地に人影はなく、瀬音が響くだけ。地元で生まれ、豊かな自然を人一倍愛し、魅力発信に尽力していた桑原信一さん(70)と一緒にバリケードの中に立ち入り、渓谷の名所を巡った。【尾崎修二】

 浪江町の伝統工芸「大堀相馬焼」の窯元があった大堀地区から立ち入り規制のゲートをくぐり、荒廃した数軒の商店を抜け渓谷沿いを走る県道に入った。「ここは随分きれいに色づいたなあ」。軽乗用車のハンドルを握る桑原さんが感嘆する。赤や黄に染まった木々から目線を岸壁の下に移すと、大小さまざまな奇岩を縫って高瀬川が流れていた。

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【東日本大震災】

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