飯田橋ギンレイホール、27日に閉館 ビル建て替えで立ち退き

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ビルの老朽化による建て替えで閉館する「飯田橋ギンレイホール」=東京都新宿区で2022年11月24日、中嶋真希撮影
ビルの老朽化による建て替えで閉館する「飯田橋ギンレイホール」=東京都新宿区で2022年11月24日、中嶋真希撮影

 東京・神楽坂にある創業48年の名画座「飯田橋ギンレイホール」が27日で閉館する。入居するビルが老朽化で建て替えられるため、立ち退く。

 今後は神楽坂地区での移転・再開を目指しているが、詳細は決まっていないという。現在の場所での営業に別れを告げようと、連日ファンが行列をつくっている。

 同ホールの前身は、松竹系の封切館として開館した木造1階建ての「神楽坂銀鈴座」。1960年に現在の銀鈴会館ビルが建設されて「銀鈴ホール」が誕生し、74年に名画座「ギンレイホール」として再出発した。

 97年には、年会費約1万円で何度でも映画が鑑賞できる「ギンレイ・シネマクラブ」を発足。映画ファンたちが足しげく通い、映画業界の人たちにも愛された。

 「家族ゲーム」「阿修羅のごとく」などの作品で知られる森田芳光監督がデビュー前にアルバイトをしていたほか、2021年公開の山田洋次監督の映画「キネマの神様」では物語の舞台となる名画座のモデルになった。

 最終日の27日まで上映するのは、ジェニファー・ロペス主演のラブコメディー「マリー・ミー」と、人気テレビシリーズ「ダウントン・アビー」でミセス・ヒューズ役を演じたフィリス・ローガンが出演する「君を想い、バスに乗る」の2本。

 各日1回目の開場は上映開始の30分前、2回目以降は15分前。上映開始時間に遅れた際は席が空いていても立ち見となり、満席の場合は入場できない。また、上映開始から30分を過ぎると途中入場できない。

 料金は一般1500円、学生1200円のほか、各種割引料金がある。詳細は公式ウェブサイト(https://www.ginreihall.com/)で。【中嶋真希】

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