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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。1次リーグ突破した日本は「新しい景色」を目指す。

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代表落選、故障…もがき続けた日々 ドイツ撃破の立役者・浅野拓磨

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【日本-ドイツ】後半、ドイツのニコ・シュロッターベック(右)を振り切り、勝ち越しゴールを決めた浅野拓磨=カタール・ドーハのハリファ国際競技場で2022年11月23日、藤井達也撮影
【日本-ドイツ】後半、ドイツのニコ・シュロッターベック(右)を振り切り、勝ち越しゴールを決めた浅野拓磨=カタール・ドーハのハリファ国際競技場で2022年11月23日、藤井達也撮影

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組で23日、日本は強豪のドイツに2―1で逆転勝ちした。

 4年の道のりが険しかった分だけに、思いがあふれた。決勝ゴールでドイツからの歴史的な勝利の立役者となった浅野拓磨選手(28)=ボーフム=は、もがき続けた日々を思い返す。

 代表落選に、W杯直前の故障――。数々の困難を乗り越えた先にヒーローの座があった。

 待ち焦がれた最高の舞台で、お決まりの「ジャガーポーズ」が飛び出した。

 1―1の後半38分、板倉滉選手(25)=ボルシアMG=のロングパスをうまく足元に収めると、相手DFを背負いながらゴール前へ進んだ。角度のないところから思い切り右足を振り抜いた。

 「みんなの気持ちが強い分、そういうものがボールに乗っかるのかなと思った」

 シュートはゴール右上へ突き刺さった。ドイツの世界的GKノイアー選手も反応できない秀逸な一撃。浅野選手は仲間にもみくちゃにされながら愛称「ジャガー」にちなむ、顔の横で両手の爪を立てるようにするゴールパフォーマンスで締めた。

 チームはリードを守り切り、ドイツから初勝利を挙げる波乱を巻き起こした。

 「4年前から一日も欠かさず、こういう日を想像して準備してきた。それが結果につながった」

 試合後のインタビュー。浅野選手は時折、声を震わせながら胸の内を明かした。

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