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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。1次リーグ突破した日本は「新しい景色」を目指す。

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決勝トーナメント進出、初戦白星なら83% W杯データ「追い風」

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【日本-ドイツ】ドイツに勝利し、板倉滉(右)と喜び合う浅野拓磨(中央)。左は堂安律=カタール・ドーハのハリファ国際競技場で2022年11月23日、宮武祐希撮影 拡大
【日本-ドイツ】ドイツに勝利し、板倉滉(右)と喜び合う浅野拓磨(中央)。左は堂安律=カタール・ドーハのハリファ国際競技場で2022年11月23日、宮武祐希撮影

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組の日本は23日、ドイツに2―1で逆転勝利した。

 初戦の結果は、その後の行く末を左右する。W杯で初の8強以上を目指す日本にとっては、ドイツからの歴史的勝利はデータ上からも「追い風」となりそうだ。

 日本の過去6大会の1次リーグ初戦の成績は、2勝1分け3敗。勝利した2010年南アフリカ大会と18年ロシア大会、引き分けだった02年日韓大会はいずれも決勝トーナメントに進んだ。一方、黒星発進した3大会はそのまま一勝もできずに1次リーグで姿を消した。

 W杯が32チームによる現行の方式となった1998年フランス大会から前回18年大会において、初戦で白星を挙げたのは延べ73チーム。うち61チームが決勝トーナメントに進んでおり、突破率83・6%と高い数字を誇る。

「マイアミの奇跡」後の苦杯

 一方で、日本スポーツ界には大会初戦で強豪から劇的な白星を挙げながら、その後に苦杯をなめた例もある。

 サッカーファンに印象深いのは96年アトランタ・オリンピックの男子だろう。1次リーグ初戦でブラジルを1―0で破り「マイアミの奇跡」とたたえられたが、次戦では、後に優勝するナイジェリアに0―2で敗戦。第3戦はハンガリーに3―2で勝利したが、得失点差で決勝トーナメント進出を逃した。

 競技は異なるが、15年のラグビーW杯イングランド大会も記憶に新しい。日本は1次リーグ初戦で優勝候補の南アフリカを倒し、「スポーツ史上最大の番狂わせ」「(試合が行われた英国)ブライトンの奇跡」と世界を驚かせた。日本は米国、サモアも降したが、スコットランドに敗戦。3勝1敗ながら勝ち点で南アフリカ、スコットランドに及ばず、1次リーグで去った。

 今大会で日本代表が成し遂げた「ドーハの歓喜」が、どのような結末を迎えるのか。ドイツ戦後に森保一監督が話した通り「一喜一憂しすぎず」に見守りたい。【石川裕士】

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