「音の魔術師」が織りなす台湾映画 音響効果技師の半世紀に迫る

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台湾映画「擬音 A FOLEY ARTIST」の一場面。映像に合わせて効果音を作る胡定一さん©Wan-Jo Wang
台湾映画「擬音 A FOLEY ARTIST」の一場面。映像に合わせて効果音を作る胡定一さん©Wan-Jo Wang

 台湾映画の音響効果技師、胡定一氏の半生を追ったドキュメンタリー映画「擬音 A FOLEY ARTIST」(王婉柔=ワン・ワンロー=監督、2017年)が東京などで上映されている。題名にあるフォーリーアーティストとは道具や技を駆使して見事な音を作り出し、「音の魔術師」とも呼ばれる。胡氏の歩みは、時代のうねりの中で発展してきた台湾映画の歴史を映し出す。

 王婉柔監督は自身のデビュー作で詩人のドキュメンタリー映画を製作した際、超現実的な詩の世界を音で表現する難しさを痛感したという。「音」についてもっと学ぼうと、胡氏の元を訪れたのが本作につながった。

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