コロナ後遺症と似た自律神経障害に注目 診断や治療の研究課題に

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起き上がれないなど「起立不耐」を起こす病気について学ぶセミナーには多くの患者や家族らが参加した=2019年7月(POTS and Dysautonomia Japan提供)
起き上がれないなど「起立不耐」を起こす病気について学ぶセミナーには多くの患者や家族らが参加した=2019年7月(POTS and Dysautonomia Japan提供)

 新型コロナウイルス感染後に起こる後遺症と症状が似ているとされる自律神経の病気がある。ウイルス感染を契機にこの病気を発症する人もいる。診断や治療の研究が進むことを患者らは待ち望んでおり、厚生労働省の研究班も発足した。

 「自己免疫性自律神経節障害(AAG)」。免疫の異常によって自律神経が攻撃される自己免疫の病気だ。

 自律神経は血圧や体温の調整、消化管の運動制御などさまざまな働きをしている。AAGの症状は多様だ。めまいや動悸(どうき)、立っていられないといった症状が約90%の人に見られるほか、頑固な便秘や排尿障害も多い。集中力や思考力の低下(ブレーンフォグ)、抑うつ傾向などが起こる人もいる。

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