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第81期名人戦

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ビーグルの「シロちゃん」など100匹超 渡辺明名人の「ぬいぐるみ愛」

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お気に入りのぬいぐるみ「シロちゃん」を抱く渡辺明名人=東京都内の自宅で、妻の伊奈めぐみさん撮影、渡辺名人提供
お気に入りのぬいぐるみ「シロちゃん」を抱く渡辺明名人=東京都内の自宅で、妻の伊奈めぐみさん撮影、渡辺名人提供

 クリスマスが近付き、ぬいぐるみをプレゼントとして贈ったり、贈られたりする人が多くなるのでは。将棋の渡辺明名人(38)=2冠=は、お気に入りのぬいぐるみとともに暮らしながら、厳しい盤上の戦いに向けて英気を養ってきた。独自のこだわりを持つ渡辺名人に、その出合いから「終活」まで存分に語ってもらった。

 渡辺名人は小学4年で棋士養成機関の奨励会に入り、2000年に中学生棋士(四段)となった。過去に中学生で棋士になったのは渡辺名人に加え、加藤一二三九段(82)、谷川浩司十七世名人(60)、羽生善治九段(52)、藤井聡太王将(20)=5冠=の計5人しかいない。04年に初タイトルの竜王を獲得して以来、通算獲得タイトル数は史上4位の31期を誇る。現在は、名人と棋王の2冠を保持している。

 ファンサービスにも力を注いでおり、ブログを書き続け、ツイッターでもこまめに情報を発信している。プロ野球・ヤクルトの熱烈なファンで、競馬や漫画、サッカーなど趣味は多彩。書道は、対局の合間に手習いを受けて腕を上げた。ぬいぐるみとの暮らしぶりを交えた棋士の日常は、妻の伊奈めぐみさん(42)が漫画「将棋の渡辺くん」(「別冊少年マガジン」で連載中)に描いて親しまれてきた。

 東京都葛飾区の下町で育った渡辺名人。ぬいぐるみで遊ぶようになったのは、母と、二つ年上の姉の影響だった。同世代の男子たちとはゲームや外遊びをしていたが、家の中でぬいぐるみ遊びだけは姉と共有できた。

 ぬいぐるみ熱が冷めた時期もあった。「自分が高校生ぐらいの時は、姉も大学生になり、家では遊ばなくなりました。一回そこで卒業というか、自然消滅はしているんです」。結婚後、実家からいくつかを持ち込み、長男柊さん(18)の子育てを機に再び熱を帯び始めた。「息子がいなかったら、多分、ぬいぐるみ遊びをしていなかったし、ぬいぐるみ熱は続いていかなかったです」。柊さんが小さいころは、父子がそれぞれぬいぐるみを立たせて、そのキャラクターになりきって会話するなどして楽しみ、自身も日々の癒やしとしてきた。

 渡辺名人は、親しみを込めてぬいぐるみを「ぬい」と略称し、数える単位に「匹」を使う。…

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