ウーバー配達員に団交権 都労委、労働者と認定

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 東京都労働委員会は25日、宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の運営法人に対し、配達員らで作る労働組合と団体交渉(団交)に応じるよう命令した。新型コロナウイルス禍で急増した単発・短時間の仕事を請け負う「ギグワーカー」を労働組合法上の労働者と認めた初めての判断。急増するギグワーカーの働き方や待遇に影響を与える可能性がある。

 国内の配達員らで作る労働組合「ウーバーイーツユニオン」が救済を申し立てた。労働組合法では労働者を「職業の種類を問わず、賃金、給料などで生活する者」と定義しており、団交権を得るには配達員が該当するかが最大の争点だった。都労委は、配達員が事業組織にどの程度組み入れられているか▽契約内容が一方的で定型的な決定か――などを基準に判断した。

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