なぜ番狂わせ相次ぐ? サッカーW杯カタール大会
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4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップ(W杯)のカタール大会は、序盤から優勝候補が相次いで敗れる波乱があった。勝負事には「絶対」はないとはいえ、なぜ番狂わせが起きたのか。当事者の監督や、かつて世界を驚かせた元日本代表ストライカーに話を聞いた。
「特に大きな大会であるW杯では起こり得ることだ。最悪のタイミングでの出来事だが、立ち直るしかない」
1次リーグC組で22日、サウジアラビア(国際サッカー連盟=FIFA=ランキング51位)に1―2で逆転負けした優勝2回のアルゼンチン(同3位)。スカロニ監督は試合後の記者会見で肩を落とした。
史上最大の番狂わせ
米国の大手データ会社は「史上最大の番狂わせ」と分析する。独自の計算方法で、大会前まで公式戦36戦無敗だったアルゼンチンにサウジアラビアが勝つ確率を8・7%と推定したが、この数値は1950年ブラジル大会で米国が優勝候補のイングランドを破った時の勝率9・5%を更新する過去最低だった。なお、23日のE組で優勝4回のドイツ(同11位)が日本(同24位)に1―2で逆転負けしたが、日本が勝つ確率は25・5%とされていた。
サウジアラビアは、なぜアジア勢として初めてW杯でアルゼンチンから勝ち点3を手にできたのか。
試合内容は序盤から圧倒され、大敗してもおかしくなかったが、プラス要素を探すと、特殊なチーム編成と周到な準備がある。
26人のメンバー全員が国内リーグに所属し、この日の先発のうち9人が同国の強豪クラブ「アルヒラル」でプレーし、…
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