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なぜBTSに魂が震えるのか? 言語学者・野間秀樹さん、新刊「K-POP原論」で解き明かす

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グラミー賞の会場に到着したBTSのメンバー=米ラスベガスで2022年4月3日、AP共同
グラミー賞の会場に到着したBTSのメンバー=米ラスベガスで2022年4月3日、AP共同

 BTS(防弾少年団)の快進撃が止まらない。いや、彼らだけじゃない。韓国発の歌とダンスに世界が夢中なのだ。その感動の秘密を言語学者、野間秀樹さんが刺激に満ちた新著「K―POP原論」(ハザ)で解き明かした。いわく<K―POPは声とことばと音と光、身体が織りなす至福の宇宙>。それはもはや「Kアート」と呼ぶしかない!とまで。美術家でもある野間さんにインタビューした。

 どんな人だろう? ちょっとドキドキ、ちょっと不思議な感じでお目にかかった。ドキドキは私が大阪外国語大朝鮮語学科で学んだからだ。野間さんの代表作「ハングルの誕生」(平凡社)は第22回アジア・太平洋賞(毎日新聞社、アジア調査会共催)の大賞に輝いた名著で、韓国でも翻訳されている。15世紀の朝鮮半島に生まれた文字「ハングル」の奇跡に迫る意欲、愛情にかねて脱帽していた。不思議な感じは、その韓国語・朝鮮語(…

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