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電子部品大手、京セラを創業し、通信大手KDDIの設立や、日本航空再建にも関わった稲盛和夫さん(8月24日に90歳で死去)のお別れの会が28日、京都市左京区の国立京都国際会館で開かれた。親交のあった企業経営者や政治家ら約3100人が参列し、産業界などに功績を残した故人をしのんだ。
お別れの会は京セラ、KDDI、日航、稲盛財団(京都市)の共催。実行委員長の山口悟郎・京セラ会長らが連名で「経営者としての故人の人生は常に前を向いて未来を見つめ、新しいことに挑戦し続ける毎日だった。人を愛し、思いやりをもって接する一方で、大義の実現のためにはどのような大きな力に対しても一歩も引かない勇気と信念の人だった」などと追悼の言葉を寄せた。
会場には京セラ創業や日航再建など稲盛さんの足跡を振り返る写真パネルや、「勤勉」「熱意」など経営哲学に関する言葉を記したパネルが並んだ。参列した日本電産の永守重信会長は「(祭壇では)お世話になりました、(稲盛さんが)亡くなっても頑張りますと伝えた。厳しい人だったが温かかった。我々の仰ぐ師、経営の師。京都でも次の人が出てこないと」と話した。
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