でこぼこ道に「月面」重ね…農業用ロボット開発に挑む米国出身技術者

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月面探査機の技術などを応用した農業ロボットの開発を進めるタミル・ブルームさん=千葉市中央区で2022年11月21日午前11時7分、山本佳孝撮影
月面探査機の技術などを応用した農業ロボットの開発を進めるタミル・ブルームさん=千葉市中央区で2022年11月21日午前11時7分、山本佳孝撮影

 高齢化が進む日本の農業。収穫作業の負担をいかに軽くするかは大きな課題だ。米国出身の技術者が千葉を拠点に、この難題と向き合っている。武器は宇宙ロボットの研究で培ってきた技術だ。【山本佳孝】

イーロン・マスク氏の下でインターン

「ロボットの技術を生かせるのではないか」

 2019年夏。宮城県利府町で、梨農園の収穫をながめていたタミル・ブルームさん(28)はひらめいた。

 農家のお年寄りは大変そうだった。夏の日差しが照りつける中、たわわに実った梨をもいで、腰を曲げながら運んでいく。一方、でこぼこ道や電波を遮る木々は、研究で見慣れた風景と重なって見えた。そう、月面だ。

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