3000人超死亡「戦争マラリア」 八重山出身男性、叙事詩語り継ぐ

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2021年6月に行ったハテルマシキナ朗読のステージ=高橋喜和さん提供
2021年6月に行ったハテルマシキナ朗読のステージ=高橋喜和さん提供

 太平洋戦争末期、沖縄県にある八重山列島で、軍の作戦により各島の住民がマラリア発生地である別の島に強制疎開させられ、感染した3000人以上が死亡した。「戦争マラリア」と呼ばれる悲劇。列島の石垣島出身で長野県安曇野市に住む高橋喜和さん(76)が、この出来事を語り継ぐ活動をしている。西表島に疎開させられ、人口の30%が死亡した波照間島民を描いた長編叙事詩「ハテルマシキナ」(桜井信夫作)の朗読などを通じ、現代に戦争と平和を問う。【去石信一】

 高橋さんは終戦翌年の1946年に生まれた。父親は3歳の時に病死。母子家庭で育ち、経済的理由で中学を卒業すると大阪に出て自動車整備の仕事をしながら定時制高校を卒業。機械が好きで、航空自衛隊で飛行機整備の仕事に就いた。

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