琵琶湖で激減のホンモロコ 漁獲量回復の兆し 食べる文化復活課題に

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琵琶湖の固有種ホンモロコ=滋賀県庁で2022年11月28日午後2時6分、庭田学撮影
琵琶湖の固有種ホンモロコ=滋賀県庁で2022年11月28日午後2時6分、庭田学撮影

 1990年代半ばから激減していた琵琶湖の固有種ホンモロコの漁獲量が増加の兆しを見せている。滋賀県や漁業者などが15年以上、ホンモロコ資源の回復を図ってきた効果が表れたとみられる。しかし、長年の漁獲低迷でホンモロコを食べる文化が薄れてしまい、需要が戻らないという新たな問題が浮上している。

 県によると、ホンモロコの漁獲量は90年代前半には200トン以上あったが、95年以降は急減して2004年にはわずか5トンにまで落ち込んだ。

 県は06年度からホンモロコ資源回復事業に着手。稚魚800万~1000万匹の放流のほか、産卵場所となるヨシ帯の造成、天敵の外来魚駆除に取り組んだ。漁業者はホンモロコの繁殖期である5~6月を自主的に禁漁とした。西の湖(近江八幡市)、伊庭内湖(東近江市)などは、産卵期の4~5月に禁漁区となった。国土交通省琵琶湖河川事務所も急激な水位低下によるホンモロコの卵の死滅を防ぐため、環境に配慮した水位管理に努め…

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