鳥インフル初確認 「H5型」検出 伊達の養鶏場、1万7000羽殺処分 /福島

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殺処分など防疫措置に取り組む県職員ら=伊達市の養鶏場で(福島県提供)
殺処分など防疫措置に取り組む県職員ら=伊達市の養鶏場で(福島県提供)

 伊達市の養鶏場で見つかった鳥インフルエンザが疑われる肉用鶏について、県は29日、遺伝子検査の結果、高病原性とみられる鳥インフルエンザ「H5型」ウイルスを検出したと発表し、飼育されている全1万7000羽の殺処分を始めた。県内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスの鶏が確認されたのは初めて。【磯貝映奈】

 殺処分は同日午前6時10分に始まった。県は30日午後10時まで延べ約350人の職員を動員し、24時間態勢で実施する。農林水産省の疫学調査チームも現場入りし、原因や感染経路の調査を始めた。

 県は感染の拡大を防止するため、この養鶏場から半径3キロ圏内にある1農場で飼育されている約1万4000羽の移動を制限した。さらに、半径3~10キロ圏内の22農場で飼育されている約63万羽の搬出を制限した。同10キロ圏内に畜産関係者や関係車両が入退する場合は、伊達市と国見町に2カ所ずつ設置した消毒ポイントを通過するよう義務付けた。

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