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センバツ県推薦校 21世紀枠の田村高校を表彰 /福島

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福島県高野連から21世紀枠に推薦された田村高野球部。前列中央が石川蓮也主将(2年)=三春町の同校で2022年11月29日、高橋宗男撮影 拡大
福島県高野連から21世紀枠に推薦された田村高野球部。前列中央が石川蓮也主将(2年)=三春町の同校で2022年11月29日、高橋宗男撮影

 来春の第95回記念選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)の21世紀枠候補に県高野連から推薦された田村高校の表彰式が29日、三春町の同校であった。石川蓮也(れんや)主将(2年)は「冬は人間力向上という目標を掲げ、最終回のピンチでも笑顔で乗り切れるようなチームを目指して頑張りたい」と意気込んだ。

 田村は1923年の創立で野球部も同年創部。今年がちょうど100年目だ。春夏通じて甲子園の出場経験はないが、今夏の福島大会ではベスト4と力を付けており、秋季県大会でも3位決定戦の最終回に3点差を逆転してサヨナラ勝ちし、18年ぶり5回目となる東北大会出場を果たした。

 戦績の他、少子化による地域の野球人口減少を食い止めようと、地元の少年野球チームを招いて野球教室や大会を開催したり、台風による水害や降雪時には清掃や雪かきなどのボランティア活動をしたりするなど、地域との結びつきが強いことも評価された。

 表彰状を手渡した県高野連の松浦冬樹会長は「持ち味を十分に発揮できるよう、この冬にはこれまでの努力に磨きをかけてほしい」と励ました。

 21世紀枠は今後、東北、関東・東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州の各地区で1校に絞られ、北海道と合わせた9校から来年1月27日の選考委員会で3校が選ばれる。【高橋宗男】

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