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中国の国家主席を務めた江沢民(こう・たくみん)氏(元中国共産党総書記、元中央軍事委員会主席)が11月30日、白血病と多臓器不全のため上海市内で死去した。96歳だった。中国国営新華社通信が報じた。江氏は毛沢東、鄧小平の両指導者を継ぐ第3世代指導部の中核を担い、中国の大国化と経済の急成長をけん引した。
総書記退任から20年がたっており、習近平総書記(国家主席)が権力基盤を固めている中で、江氏の死去による政治的な影響は限定的とみられる。
1926年8月、江蘇省揚州市生まれ。46年に共産党に入党し、上海で技師としてキャリアをスタートさせた。第1機械工業省(当時)の局長などを経て、鄧小平が改革・開放政策を始めた後の82年に党中央委員に就任。電子工業相、上海市長を歴任した。
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