「遺族に優しい世界に」 みどりの風、3年ぶりに犯罪被害者大会

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三男隆史さんの革ジャンとペンダントを身につけて講演する平野るり子さん=福岡県久留米市で2022年11月26日午後1時44分、佐藤緑平撮影
三男隆史さんの革ジャンとペンダントを身につけて講演する平野るり子さん=福岡県久留米市で2022年11月26日午後1時44分、佐藤緑平撮影

 犯罪被害者やその家族らでつくる連絡会「みどりの風」は26日、3年ぶりとなる「九州・沖縄犯罪被害者大会」を福岡県久留米市で開いた。ひき逃げ事件で三男を失った佐賀県小城市の平野るり子さん(69)ら遺族2人が講演し、「犯罪被害者や遺族に優しい世界になってほしい」と訴えた。

 平野さんの三男隆史さん(当時24歳)は2011年2月25日未明、山梨県甲斐市の国道で車にはねられ、2日後に死亡した。証拠が乏しく捜査が難航する中、自動車運転過失致死罪は21年2月に公訴時効を迎え、未解決のまま捜査は終結した。

 平野さんは隆史さんの赤茶色の革ジャンと銀色のペンダントを身につけて講演した。「大切な息子を亡くすだけでも耐えがたいのに、未解決の場合、怒りや悲しみをぶつける相手もいない」とやるせない思いを吐き出した。「殺人もひき逃げも同じ人の命。人一人の命の重さを真剣に考えてほしい」と語り、死亡ひき逃げ事件の時効撤廃を訴えた。

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