「後輩の夢 支えたい」 「あしなが募金」3年ぶり街頭活動 3日、5カ所で /埼玉

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 災害や病気などで親を亡くしたり、親が障害で働けなくなったりした若者への奨学金を募る「あしなが学生募金」の街頭活動が3日、さいたま市や川越市など県内5カ所で実施される。新型コロナウイルス流行の影響で、県内での街頭活動は2019年10月以来3年ぶり。あしなが育英会学生募金課の米澤勇輝課長は「奨学金を必要とする人は増えており、1人でも多くの進学を支えたい」と協力を呼び掛けている。

 当日はJR浦和駅前に立つ予定の東京電機大4年、松永響さん(22)=東京都日野市=は「奨学金がなければ進学は難しかった」と話す。小学3年の時、父を血液の難病で亡くした。姉と妹の3人きょうだいで「公立高に落ちた時、私立には行けないと諦めかけた」。奨学金を受けて進学し、教員を目指す目標もできた。大学では、実験の傍ら数学と理科の教職課程を履修する多忙な日々。「後輩たちが夢を諦めず前に進めるよう、自分が支…

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