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歳末商戦を前に、スマートフォンの買い替えを考えている人も多いのではないだろうか。ただ、国内で人気の米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」は高機能化や最近の円安の影響で端末価格が上がり、パソコン並みの価格の機種もある。そんな中、国内の中古スマホ市場が急拡大している。人気の秘密や、中古品に心配はないのかを探ってみた。
円安影響、1年前より数万円高く
アップルストアの販売価格は、アイフォーン14(128GB)が税込み11万9800円。より高機能なアイフォーン14プロ(128GB)は同14万9800円と高額だ。既存の他の機種も値上げした。14シリーズは、約1年前に発売された前モデルの13シリーズに比べ、2万~3万円ほど高い。
アップルは7月1日に値上げをした。値上げ理由の公式発表はないが、同社は為替の変動に合わせ、世界各国で販売価格の調整をしており、円安・ドル高が急激に進んだことから、日本での収益を確保するため、値上げしたとみられる。
アイフォーンが2008年に日本で初めて発売された時の価格は6万円台後半。これまでも高機能化や記憶容量の増加に伴い、価格水準は上昇傾向にあったが、今回の円安でますます手の届きにくい品となってしまっている。
中古市場に光明か
そんな中、「7月の大幅値上げ後、中古アイフォーンの全体の売り上げが2倍に増えた。9月の『14』発売後も中古品の勢いは落ちていない。新品の値段の高さから、こちらに流れてきているのかもしれない」。そう話すのは、中古スマホ販売サイト「にこスマ」の運営会社、ビロングの担当者だ。
中古スマホの流通が盛んになったのは、…
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