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アフガニスタンが長年の干ばつ被害で危機的な状況に陥っている。国連機関は今冬に人口の半数近くが激しい食料不安に直面すると警告。長年にわたる内戦の後遺症にも苦しめられる農村は未来を描けないままだ。
人口の7割が農村も干ばつ厳しく
「もうたくさんだ。水不足で生活は苦しくなるばかりだ」。首都カブールから車で約4時間の東部ガズニ州アンダー地区。土ぼこりが舞う乾いた大地で、わずかに残った牧草を羊に食べさせていた農家のミールハムザさん(44)が嘆いた。家畜を飼育するほかに小麦やイモなどを栽培しているが、近年の水不足によって作付けできる面積が減少し、前年に比べて今年の収入は7割減ったという。
2018年の世界銀行の報告書によると、アフガンの人口の7割は農村部で暮らし、全世帯のうち61%が農業から収入を得ている。アンダー地区でも大半の住民が農業を営んできたが、長年にわたる干ばつによって耕作放棄され、乾燥してひび割れた大地が目についた。
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