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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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死におびえた日々 敵機の音聞き分ける訓練 講話で伝える「被爆以前」

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高校生に体験を語る山川剛さん=長崎市平野町で2022年10月3日午後2時55分、松本美緒撮影
高校生に体験を語る山川剛さん=長崎市平野町で2022年10月3日午後2時55分、松本美緒撮影

 長崎市の被爆者、山川剛さん(86)は10月、原爆資料館を訪れた神奈川県立相模原弥栄高の2年生184人への講話で1枚の写真を見せた。敵兵に見立てたわら束をとがらせた竹で突く「竹やり訓練」が戦時中の学校で行われていた光景。「学校で人の殺し方を教えていた」と説明し、こう続けた。「人の命は鳥の羽よりも軽かった。一番、命を大事にしないのが戦争だ」

 1936年生まれの山川さんはいつも「被爆以前」から講話を始める。「86歳の私が子供だった時、どんな世の中だったろう」。それを少しでも実感してもらい、「二度と被爆者をつくらない」という被爆者の願いについて考えてほしいからだ。

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【広島・長崎原爆】

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