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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。4年に1度の世界最高峰の戦いの様子をお伝えします

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熱狂の中でノーマスク サッカーW杯、「新型コロナ拡大」のリスクは?

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米国とウェールズの試合を前に盛り上がるウェールズのサポーターたち。スタジアムでマスク姿の観客はほとんど見当たらない=カタール・アルラヤンのアハマド・ビン・アリ競技場で2022年11月21日、宮武祐希撮影
米国とウェールズの試合を前に盛り上がるウェールズのサポーターたち。スタジアムでマスク姿の観客はほとんど見当たらない=カタール・アルラヤンのアハマド・ビン・アリ競技場で2022年11月21日、宮武祐希撮影

 マスク姿の観客はほとんど見当たらず、ゴール裏からはサポーターによる大合唱が響く。国外から最大で約150万人の来訪が見込まれるサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会。新型コロナウイルスが猛威を振るって以降、初めて世界各国から大観衆が集う巨大スポーツイベントは、感染拡大のリスクをはらみつつ、「コロナ後」の様相を呈している。

 中東初開催のW杯は11月20日(日本時間21日未明)に開幕した。国際サッカー連盟(FIFA)によれば、1次リーグ第1戦の計16試合の観客数は収容人数の平均94%に達し、最多は24日のブラジル―セルビアの8万8103人。混み合うスタンドでは声を出しての応援が認められ、マスクを着用している観客を探す方が難しい。

 入国規制や隔離措置など厳しい感染症対策を敷いてきたカタールだが、W杯開幕を前に「大幅緩和」にかじを切った。10月23日以降、マスクの着用義務は医療施設内のみとし、公共交通機関を利用する際の着用は任意とした。さらに渡航者はPCR検査の陰性証明も不要となり、W杯では入場制限が設けられていない。

 大半の会場が無観客だった2021年夏の東京オリンピック・パラリンピックとはかけ離れた状況が広がっている。

「コロナ下」忘れそう

 首都ドーハなど街の様子も「ポストコロナ」を思わせる。

 W杯に合わせて開業し、各スタジアムを結ぶ地下鉄「ドーハ・メトロ」に乗れば、ノーマスクの各国サポーターの歌声や鳴り物が響く。街中では消毒液がなかなか見当たらず、現地で記者が「COVID-19」(新型コロナウイルス感染症)の文字を目にすることもない…

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