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ベラルーシ外相の突然死にくすぶる陰謀論 欧米とのパイプ役に何が

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突然死が発表されたベラルーシのマケイ外相の遺影=ミンスクで2022年11月29日、ベルタ・ロイター
突然死が発表されたベラルーシのマケイ外相の遺影=ミンスクで2022年11月29日、ベルタ・ロイター

 旧ソ連のベラルーシで11月26日にマケイ外相の突然死が発表されてから3日で1週間を迎えた。かつて欧米との「パイプ役」も担ったマケイ氏は直前まで外交の最前線に立っていた。ベラルーシはロシアからウクライナ侵攻に参戦するよう求められており、64歳での急死を巡っては陰謀論もくすぶる。

 軍の勤務経験があり外交官としても活動してきたマケイ氏は2012年から10年にわたり外相を務めた。大統領府長官を務めた時期もあり独裁体制を敷いてきたルカシェンコ大統領から信頼が厚かったとされる。

露の情報機関が関与の臆測

 マケイ氏は11月23日に旧ソ連諸国で構成する軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)の外相会合に出席し、25日には首都ミンスクでバチカンの関係者と面会していた。その後の外交日程も詰まっており、27日にはラブロフ露外相を自国に迎え、その後に全欧安保協力機構(OSCE)の外相会合への出席も予定していた。

 ところがベラルーシ外務省は26日、理由を説明せずにマケイ氏の急死を国営メディアを通じて発表した。その後、ベラルーシ紙は、在宅中に心筋梗塞(こうそく)を発症し、医者に連絡しなかったことから死亡したと報じた。29日にはマケイ氏の国葬が催されたが、政府は沈黙を守っている。

 マケイ氏の死後、ラブロフ氏がモスクワのベラルーシ大使館で記帳するなど、ロシアは弔意を示してきた。

 一方、マケイ氏が存命していた2…

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【ウクライナ侵攻】

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