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丸山忠久九段が語る名人戦 焦らず地道に「激辛流」

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名人戦での対局を振り返る丸山忠久九段=東京都渋谷区の将棋会館で2022年11月17日、平田明浩撮影
名人戦での対局を振り返る丸山忠久九段=東京都渋谷区の将棋会館で2022年11月17日、平田明浩撮影

 “羽生世代”の一人で、「激辛流」と呼ばれる堅実な指し回しで知られる丸山忠久九段(52)。若い頃は同学年の羽生善治九段や森内俊之九段の華々しい活躍を横目に見ながら、「実力が全く離れていたので、ライバル意識を持ったことはない」という。同世代の輝かしい活躍にも焦らず地道な努力を重ねて計10回のタイトル戦に出場し、名人2期、棋王1期の実績を残した当時の思いを聞いた。【丸山進】

同世代の羽生九段は別世界、意識せず

 プロ棋士養成機関の奨励会に6級で入ったのは14歳の時。同学年の羽生九段は既に二段に達しており、1年後には中学生でプロ入りを果たした。「羽生さんはすごい天才なんだなという印象を持っていたくらい。森内さんは、羽生さんのライバルとは思っていました」。プロへの道を歩み始めるのが遅く、同学年でも意識することはなかったという。

 羽生九段が7冠制覇を達成した時はプロ入り6年目だったが、「スタート時点から相当違っていたので、別世界の出来事という感じでした。正直なところ。気にも意識もしていませんでした」と苦笑する。

 初めてのタイトル戦は1999年の王座戦。羽生九段に挑戦した。「それまでタイトル戦に出ていなかったので、不安もかなりありましたが、思い切ってぶつかってみようという感じでした…

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