亡くなる前月、息子は突然泣いた…母が体験語る 過労死のない社会を

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息子を失った悲しみを語り、過労死根絶を訴える母親=長崎市桜町で2022年11月30日午後8時25分、松本美緒撮影
息子を失った悲しみを語り、過労死根絶を訴える母親=長崎市桜町で2022年11月30日午後8時25分、松本美緒撮影

 厚生労働省は11月30日、過労死防止のためのシンポジウムを長崎市で開き、約60人が参加した。2017年に過労自殺したとして労災認定を受けた長崎県佐世保市の会社員の男性(当時25歳)の母親(68)が体験を語り、「若者が長時間労働で命を絶つことがない社会になってほしい」と訴えた。

 男性は14年から同市の食品卸売会社「協和商工」に勤務。同居する母親は弁当を持たせていたが、入社から1カ月後に男性から「食べる時間がないから、もう作らなくていいよ」と告げられた。

 男性は早朝から夜遅くまでの勤務に疲れ果て、母親に「仕事を辞めてもいいか」とたびたび相談した。母親も退職を勧めたが、上司から引き留められるなどした男性は「辞めたら他の人に迷惑がかかる。自分は若いから大丈夫」と言って勤め続けた。

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