福島原発1号機の内部調査、再開へ 半年ぶりに燃料デブリの状況調査
毎日新聞
2022/12/3 16:02(最終更新 12/3 19:10)
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東京電力福島第1原発事故で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の取り出しに向け、水中ロボットを用いた1号機の原子炉格納容器の内部調査が、6日にも半年ぶりに再開される。燃料デブリの位置や状況を調べるほか、来年3月には、損傷が発覚した、原子炉圧力容器を支える筒状の土台「ペデスタル」の内部へカメラを投入。東電は全体像の把握を目指す。
1号機はメルトダウン(炉心溶融)によって、圧力容器内の核燃料が格納容器の底へ溶け落ちたと考えられている。前回調査(2017年3月)では、格納容器の下部にたまった汚染水に上からセンサーを入れたところ、約1・8メートルの深さのはずが、一部では水面から約1メートル地点で砂状の堆積(たいせき)物が確認され、堆積が想像以上に厚いことがわかった。燃料デブリは堆積物が覆いかぶさっているか両者が混在しているとみ…
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