「海猿」効果薄れ志願者減…一転V字回復させた海保大学校の秘策

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
遠洋航海出発の見送りに練習船こじま船上から敬礼する実習生たち=広島県呉市若葉町の海上保安大学校で2022年4月22日午前11時2分、岩本一希撮影
遠洋航海出発の見送りに練習船こじま船上から敬礼する実習生たち=広島県呉市若葉町の海上保安大学校で2022年4月22日午前11時2分、岩本一希撮影

 幹部海上保安官を育成する海上保安大学校(海保大)=広島県呉市=が志願者数減にもがいている。人気ドラマ「海猿」の効果で一時は入試倍率が20倍を超え、難関とされたが年々志願者数は減り2021年はピークの3分の1以下に。事態を打破すべく、同校は22年の採用試験で秘策に打って出た。

 海保大は主に高校卒業から2年目以内の男女を対象に採用試験を実施。毎年60人が入学し、約4年9カ月間全寮制の生活を送る。1951年の開校以降、現在まで約2800人が卒業。海上の第一線で捜索救難や犯罪捜査にあたる人材を送り出してきた。また、救難のスペシャリスト「潜水士」の訓練も行っており、2002年に始まったテレビドラマ「海猿」で潜水士が注目され、04年の映画化で舞台にもなった。

 海猿効果もあってか、映画公開前年の03年には採用試験志願者が殺到し、1000人を超える人気ぶりをみせたがその後は減少に転じた。一時期は志願者数が増える時期もあったが、17年以降は下がり続け、21年は368人にまで落ち込んだ。

この記事は有料記事です。

残り726文字(全文1167文字)

あわせて読みたい

ニュース特集