宝塚・月組「ELPIDIO」 鳳月杏、詩人と貴族の2役熱演
毎日新聞
2022/12/3 18:31(最終更新 12/3 18:31)
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宝塚歌劇月組公演のミュージカル「ELPIDIO(エルピディイオ)」が3日、大阪市北区の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで開幕した。20世紀初頭のスペインを舞台に、男役スターの鳳月杏(ほうづき・あん)が、社会で虐げられる人々に光を照らす詩人と、高慢な貴族の2役を熱演。見る者が一歩踏み出す勇気をもらえそうな上質なエンターテインメントに仕上がった。11日まで。
スペイン帝国が終わりを迎えたマドリード。酒場で働くロレンシオ(鳳月)は市井の人々の悲しみをすくいとる詩を新聞社に投稿し、仲間から慕われていたが、その素性はベールに包まれていた。ある日、何者かに襲われたロレンシオは、自分とそっくりのアルバレス侯爵(鳳月)の館で目を覚ます。ケガをした侯爵の身代わりを頼まれたロレンシオだったが、妻パトリシア(彩=いろどり=みちる)に見破られ--。
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