メッシ、5歳で見せた輝き 「ここから始まった」スーパースター原点

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アルゼンチンのリオネル・メッシ(中央)=宮間俊樹撮影
アルゼンチンのリオネル・メッシ(中央)=宮間俊樹撮影

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会は1978年のアルゼンチン大会以来、36年ぶりの南米開催だ。「地元」でさらなる活躍が期待される南米出身のスーパースターたちはどのような境遇に生まれ、才能はどう育まれたのか。家族や友人、少年時代の指導者らを現地に訪ね、その軌跡を追った。

おとなしかった少年、休み時間は別人

 首都ブエノスアイレスから北西に約300キロ、アルゼンチン第3の都市ロサリオ郊外。5月下旬、降り続く雨が芝のはがれたピッチに水たまりを作り、隣の道でロバが荷車を引いていた。メッシが人生で初めて試合に出た少年サッカーチーム「グランドーリ」のグラウンド。コーチのオスカル・ロペスさん(62)が言った。「ここから始まったんだ」

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