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世界を見れば、米国と中国の覇権争いが激しい。一方、この2大大国に近い将来、割って入ると目されているのが、インドだ。人口は近く中国を抜いて世界一となり、経済規模で日本に代わり世界3位に躍り出るのも時間の問題だという。「インドの時代」がいよいよ、迫っているのか。
国連によると、インドの人口は推計で14億人を突破し、ピークの2063年には約17億人に上ると見込まれている。産業の担い手となる生産年齢人口(15~64歳)も20年からの10年間で約1億人増え、30年には10億人に達する見通しだ。
「インドの最大の資源は優秀な頭脳です。頭脳立国を目指し、その成果が生まれています」。こう話すのは、NHKでニューデリー支局長や解説委員を務めた広瀬公巳(ひろみ)さん(59)だ。モディ首相ら多数のインド要人を単独取材した経験を持ち、現在は近畿大で南アジアの地域情勢などを教えている。
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