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トルコがシリア北部で地上侵攻の準備を進めており、緊張が高まっている。トルコには「テロ組織」とみなすシリアのクルド勢力を排除する狙いがあるが、地域の不安定化を嫌う米国とロシアは反対する。だが、ロシアによるウクライナ侵攻を巡ってトルコは「仲介役」を担っており、米露ともトルコに強い態度を示せない事情もある。
「米国は我々(の立場)を理解すべきだ」。トルコのアカル国防相は1日、記者団に強調した。トルコは11月13日、最大都市イスタンブールで爆弾テロが起きると、非合法組織「クルド労働者党」(PKK)やシリアのクルド勢力がテロに関与したと主張。同20日以降、シリア北東部を支配するクルド勢力の拠点やインフラに対し、空爆を繰り返している。だが、クルド勢力をトルコ国境から遠ざけるためには地上軍を派遣し、クルド側…
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