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華やぐ街と防護服の私 終わらぬコロナの波 退職決めた看護師の空虚

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繰り返す波に女性看護師が記入した退職届の様式。女性は仕事を続けたことで娘を感染させたと自責の念も感じていた。(画像の一部を加工しています)
繰り返す波に女性看護師が記入した退職届の様式。女性は仕事を続けたことで娘を感染させたと自責の念も感じていた。(画像の一部を加工しています)

 大阪市内の発熱救急外来で新型コロナウイルス患者の対応にあたってきた30代の女性看護師が11月、8年勤務した病院に退職届を出した。元気になった患者の笑顔に励まされて続けてきたが、相次ぐ感染の波に気持ちを維持できなくなったという。コロナと対峙(たいじ)してきた女性の約2年半に迫った。

休日出勤が常態化

 コロナ流行が本格化した2020年初夏、女性が勤務していた病院の救急外来に発熱外来が併設された。救急外来を担当していた女性は兼任することになり、当初は「そのうち誰かと交代できるだろう」とやや楽観的に考えていた。

 発熱外来では、屋外のテントで患者の対応にあたった。真夏は防護服の中に熱がこもり、頻繁に熱中症のようになって食べることができなくなった。第3波に入った20年末には府内で感染者が急増し、休日出勤が常態化する。残業手当が膨らみ、給与明細を見るとかつてないほど高額になっていた。夫と保育園に通う長女の3人暮らし。「幼い子どものいる自分の生活が立ち行かず、お金を払ってでも休みがほしい」としか思えなかった。

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