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東京電力福島第1原発事故により8月末まで全町民の避難が唯一続いた福島県双葉町で5日、ブロッコリーが出荷された。畑は県内7市町村に広がる帰還困難区域のうち、優先的に除染された「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)にある。県によると復興拠点で栽培された野菜が出荷されたのは原発事故後初めて。
ブロッコリーは同町から同県いわき市に避難する農家、木幡治さん(72)らの約60アールの畑で栽培された。同町の復興拠点の野菜について政府は4月、放射性セシウム濃度が基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を下回ったとして摂取・出荷制限を解除していた。
木幡さんは少なくとも江戸時代後期から続くコメ農家。しかし、原発事故により用水路の復旧が遅れたり、除染作業で養分を多く含む土壌が削り取られたりしたため、コメよりも比較的栽培しやすいブロッコリーに切り替え、地元のJAと共に9月に約1万2000株の苗を植えた。
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